「日本のフットボールを支えるサイエンス」

21st Congress 実行委員長 
新海 宏成(東京学芸大学)

 この度、日本フットボール学会21st Congressを東京学芸大学にて開催する運びとなりました。15th Congressを開催して依頼、2回目の開催となります。

 本大会のキーワードは、「サイエンス」としました。学会大会である以上当然のワードではありますが、人文科学、社会科学、自然科学と、参加者各々がご専門とするサイエンスを発信し共有するという学会大会本来の役割をあえて強調させていただきました。47演題(口頭:24演題、ポスター:23演題)のお申し込みをいただきました一般研究発表では、活発な議論が交わされ、参加者の皆様がさらなる研究のヒントを持ち帰られることを願っております。

 また、大会側から1つのシンポジウムと2つのキーノートレクチャーを企画いたしました。シンポジウムでは、女子サッカーと男子ラグビーの3名の日本代表スタッフから昨年開催されたワールドカップに関してご講演いただきます。キーノートレクチャー1では、現代のサッカーの審判について科学とテクノロジーの観点を踏まえて解説していただきます。キーノートレクチャー2では、新しくオリンピック種目として決まったフラッグフットボールについて会員の皆様の理解を深め、どのようにサイエンスの立場から関わっていけるか共に考える機会にしたいと考えております。

 本大会の開催にあたりまして、多大なるご支援とご協力を賜りました関係者や団体、企業に対して、厚く感謝申し上げます。2日間よろしくお願いいたします。